日々増えていくコロナ感染者。
一時期は緊急事態宣言が解除された東京でも10〜20人程度まで減ってきたのですが、7月に入ってから100人越えとまた増加傾向にありつつ、とうとう東京ではコロナ感染者が200人を超えてしまいました。
以前に比べて検査数が増えている為、感染者が増えることは当然ですが数値として目に見える形になるとグッと怖さが増してくるように感じます。
このような状況の中「密集」になるマラソン大会は今後どうなるのか。
考察していきたいと思います。
3密
マラソン大会は基本的に野外。
その為、3密のうち「密閉」「密室」にはなりません。
しかし、完全に「密閉」「密室」にならないわけではありません。
トイレ
例えば会場内にあるトイレ。トイレ待ちをしている間は「密閉」になってしまいますし、トイレの中は換気ができない状況であれば「密室」になってしまいます。
更衣室
また、着替えをするための更衣室内でも換気ができない状況であれば「密閉」「密室」になってしまいます。
給水所
給水所は大会中多くの人が足を止める場所です。必ず「密集」になってしまいます。
メダルの受け渡し
完走メダルはゴールテープを切った後係の人から首に掛けてもらえるのですが、この時人と人との距離が近くなってしまい「密接」になってしまいます。
解決策
もし、マラソン大会を開催するとなったらどのようなことに気をつけ対策をしなければならないのでしょうか。
マスクを装着する
1番感染予防対策として効果があるのがマスク。
常にマスクをする必要があり、水分補給・エネルギー補給の場合以外はマスクを外さないほうがいいでしょう。
しかし、走っている最中に苦しくなってしまうので適度に外すなど注意が必要です。
また、マスクを外して水分補給をしなければならないので面倒に思ってしまい、水分補給をうまく出来ず熱中症になってしまう可能性があるので注意が必要です。
給水所を設けない
給水所は大会中で人と人との距離が近くなりもっとも「密」になりやすい場面です。
給水所を設けず各自で水分補給を行う必要があるでしょう。
ですが、ここで問題があります。
それはどのタイミングでどのように水分補給を行うのか。
恐らく、水分補給をうまく出来ない人や完走出来ない人、倒れる人が出てくるでしょう。
水分補給の方法も対策を考えなければなりません。
沿道の応援はなし
沿道で応援してくれるのは嬉しくもあり走る力にもなります。
ですが、沿道に人が集まるということはそこに来るまでに公共機関などを利用しなければなりません。移動途中で電車やバスといった大勢の人たちが集まり「密」になってしまいます。
沿道の人たちとのハイタッチも禁止でしょう。
メダルは各自で取る
普通大会では完走メダルは係りの人が首にかけてくれるのですが、これも「密接」になってしまうので恐らく出来ないでしょう。
そうなると、完走後は自分で完走メダルをかけるようになると思います。
なんだか寂しい気持ちになってしまいますね。
開催は難しい
上記の問題点を解説しなければならなく、おそらく今後しばらくのマラソン大会は開催は難しいと思います。
たとえ解決策を用意したとしても、ただただ走るだけのマラソン大会となってしまい、マラソン大会の雰囲気や沿道の応援を感じることが出来ないというのは非常につまらなく感じてしまうでしょう。
いずれにしても新型コロナウイルスが落ち着くまで我慢したほうがよさそうです。
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